アートスペース油亀 展覧会情報

渡邉陽子作陶展「薫みつ世界」

渡辺陽子の香炉と油亀

岡 山県出身、山口県在住の陶芸家「渡邉陽 子」による作陶個展。

渡邉陽子はアートスペース油亀での個展を開催するにあたり、山 口市にて将来の活躍が期待されるアーティストに贈る「やまぐち新進アーティスト大賞」と山口市民がアーティストを選ぶ「やまぐちACS賞」をダブル受賞し ました。

受賞後初個展となるアートスペース油亀の企画展 「薫みつ世界」。

薫りをテーマにとりあげた展覧 会を開催中です。

 アートスペース油亀企画展 渡邉陽子 「薫みつ世界」より トルコブルー香炉

渡辺陽子 香炉

渡邉陽子作陶展 香りとうつわに会いにいこう。  

薫りの記憶は色あせない。

 

岡山県出身、山口県在住の陶芸家

「渡邉陽子」による作陶個展。

 

長い年月をへても、

薫りは私たちを過去の記憶へと誘う。

 

そんな「薫り」をキーワードに、

渡邉陽子が最新作品を発表します。

そして、3/27(土)、28(日)は

渡邉陽子さんが油亀にやってきます!!

 

 

 

渡邉さんの香炉を使って、油亀選りすぐりのお香を焚きます。

日替わりでかわる香りをお楽しみください。

期間中は連日開催。11時〜、14時〜、17時〜 入場無料。

■会場
アートスペース油亀(あぶらかめ) http://aburakame.web.fc2.com/
〒700-0812 岡山市北区出石町2−3−1
電話:086-201-8884

■周辺駐車場のご案内
油亀のマップと周辺駐車場のご案内はこちら →アートスペース油亀 マップ 

 

アートスペース油亀企画 渡邉陽子 デミタスカップ渡邉陽子 「トルコブルーデミタスカップ」


トルコブルーのデミタスカップには、琥珀色のコーヒーを。 

期間中はカフェがオープン。毎日焙煎したてのコーヒーをご用意しています。

油亀限定作品 渡邉陽子 「聞香杯」油亀限定作品 渡邉陽子の聞香杯「葉っぱ」完売しました

油亀限定作品の聞香杯-もんこうはい-「葉っぱ」(中国茶の香りを楽しむうつわ)も全7種類、登場します!

背の高いほうの器の高さは6センチほど。

まず背の高い器で香りを楽しみ、口の広い器でお茶そのものを楽しむ・・・とっても小さな器のセットです。

ぐいのみとしても使えます。


アートスペース油亀の限定作品 渡邉陽子 「金彩ぐい呑み」 油亀限定作品 渡邉陽子の金彩ぐいのみ「夕焼けの海」

■ お香の時間 

お香はお香専門店や雑貨屋さんでたくさん売っています。

でも、本当にお気に入りの薫りに出会えていますか?

薫りの好みは千差万別。自分だけのお気に入りのお香をつくりましょう!

3/29(月)、 31(水)、4/2(金)それぞれ13時〜約1時間。

各回、定員10名様(先着予約制)

参加費1500円(材料代・お茶つき)

お申し込み先:086-201-8884 担当 アートスペース油亀 柏戸

 

■渡邉陽子の香炉ができあがるまで

渡辺陽子の素地 渡辺陽子の素地

渡邉陽子のうつわは半磁で作られています。

くじゃくの羽のような、貝殻のようなパーツをひとつひとつ手で成形します。

そのパーツを成形した素地に貼りあわせて、イメージを形にしていきます。

渡邉陽子の作品は、自然界にある木の芽、生物など、普段目にしているものがモチーフになることが多いです。

窯つめ作業

まずは素焼きの窯焚き。

上蓋式の窯に窯つめします。

窯焚きといっても電気窯なので炎は使いません。

窯の横にあるレバーで強弱を調節しながら温度を上げていきます。

窯の内部に熱線がはりめぐらされており、上中下に分かれています。

内部の大きさは深さは80センチほど、底の面積は新聞紙を開いた大きさほどです。

渡辺陽子の釉薬の種類

渡邉陽子の釉薬。

チタン、バリウム、硅石、リチウム、福島長石、カオリン、無鉛白玉、CuO、亜鉛華、石灰石、などなど

さまざまな成分の微妙なかけ合わせで、渡辺陽子だけの釉薬が生まれます。

渡邉陽子のトルコブルーはエジプト釉と名づけられています。

 

渡辺陽子の釉すり

トルコブルーの色は発色剤として酸化銅を含む釉薬を調合して作られます。

すり鉢で丁寧にすり合わせて混ぜて出来上がり。

トルコ釉は流れやすい釉薬ですが、ある程度の厚みがないと綺麗に発色しません。

釉薬のかけ具合にはかなり神経をつかうそうです。

 

釉かけが終わるといよいよ窯つめです。

トルコ釉は窯の一番温度が上がりやすい上部につめます。

 

そして本焼成。1230度まで上げていきます。

窯出し


無事に作品が焼きあがりました。

トルコブルーの淡いグラデーションが確認できます。

渡辺陽子のトルコブルー

金彩

さらに金彩を施します。

渡邉陽子の金彩は金液を使います。

本物の金が含まれる金液は塗るときには黄土色ですが、焼き上げることで水分が蒸発し金だけ残るように固定されます。

ひとつずつ、まるで命を吹き込むように点を打っていきます。

 

渡辺陽子 香炉 エジプト 売約済 渡邉陽子の金彩香炉 エジプト「孔雀」

たくさんの行程を経て出来上がる渡邉陽子の香炉作品。

作品一つで空間が見違えるように変わります。

 

artist profile

渡邉陽子(わたなべようこ) 

1976年 岡山県に生まれ、山口県に育つ

1995年 京都市立芸術大学美術学部工芸科入学

1998年 イタリア ファエンツァの工房にて修行

2000年 京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻卒業

以降各地で個展。

2010年 山口新進アーティスト大賞受賞、やまぐちACS賞受賞

2010年 アートスペース油亀企画展 渡邉陽子 作陶展 「薫みつ世界」

 

 
 

渡辺陽子 香炉 エジプト 

 

 

毎日新聞 アートスペース油亀企画展出品作品「光の方へ」、「万華鏡」が掲載されました。

凛としたその形に、清々しい香気を結びつけてしまうのは、歳寒を脱するこの時期特有の陽気のなせるところだろうか。華奢な薄づくりながら、青釉と白素地の色彩の対比や、くっきりと明暗を刻んだ連続模様の律動がみせる力強さに、生気を回復しはじめた早春のイメージが重なる。(山口県立萩美術館・浦上記念館学芸課長の目セージより一部抜粋)

渡辺陽子 光の方へ 渡邉陽子の香炉「光の方へ

中国新聞 アートスペース油亀企画展出品作品「光の方へ」、「万華鏡」が掲載されました。

渡辺陽子。山口市が将来の活躍が期待されるアーティストに贈る「やまぐち新進アーティスト大賞」と「やまぐちACS賞」をダブル受賞。市内で今、最も注目を集める作家の一人だ。

受賞の知らせが届く前夜、「ACS賞をもらう夢を見た」という。正夢に加え、大賞も受賞し「全く予想してなくて、驚いた」と喜びをかみしめている。大賞受賞作品は「生命力」をテーマにしたオブジェ。街路樹からこぼれ落ちた種子を見て、固い殻の中で出番を待つ生命力に思いをはせ、1ヶ月かけて作り上げた。

独創的な作品が生まれる制作拠点は、市郊外の団地の一角だ。実家の裏庭を改造した20平方メートルほどの工房に窯を置き、作品が所狭しと並ぶ。

岡山県の津山市で生まれ、父親の仕事で、小学5年生で山口市に移り住んだ。「将来は建築家」という当初の夢を変えるきっかけとなったのが、高校2年生の時、テレビで見たイギリスの陶芸家の作品。「自分の全く知らない、自由な世界だ」と衝撃が走った。

京都市立芸術大学に進学し、本格的に陶芸を学んだ。イタリアの工房で3ヶ月間、異文化に触れ、日本を見つめ直した。卒業後、3年間は京都に残り、友人と窯を持ったが、徐々に陶芸家として生計を立てることの困難さに直面した。

「陶芸を長く続けたい」。2003年4月、親に頼み込み、山口市の実家の一角に作業ができるスペースを確保してもらった。

「のびのび創作に打ち込める。選択は間違っていなかった」と今は思う。陶芸を続けている同級生はほとんどいないからだ。

萩焼が有名な山口県は、陶芸への理解も深い。「地元の方から応援してもらえる」と感謝する。

「徐々に受賞者としての責任を感じるようになった」と笑顔で語る。3月27日から岡山市出石町にある「アートスペース油亀」での個展に向け、香炉の上絵付け作業をする渡辺陽子さん。(石井雄一)

渡辺陽子の香炉と油亀 渡邉陽子の金彩香炉

山陽新聞に掲載されました。

渡辺陽子 はしおき 渡邉陽子の金彩箸置き

リビングおかやまに掲載されました。

渡辺陽子のデミタスカップ 渡邉陽子のデミタスカップ&ソーサー

タウン情報おかやまに掲載されました。

渡辺陽子 蓋物 孔雀 渡邉陽子の香炉 エジプト「雫」

渡辺陽子 アートスペース油亀限定作品 亀皿 油亀限定作品 渡邉陽子の金彩プレート「亀皿」

渡辺陽子 アートスペース油亀限定作品 亀皿 油亀限定作品 渡邉陽子の金彩プレート「亀皿」

渡辺陽子 香炉と薫り 渡邉陽子の金彩香炉 エジプトにお香を焚いてみました。

渡辺陽子 金彩ぐいのみ「夕焼けの海」 油亀限定作品 渡邉陽子の金彩ぐいのみ「夕焼けの海」

渡辺陽子 万華鏡 渡邉陽子の金彩蓋物「万華鏡」

渡辺陽子 光の方へ 渡邉陽子の金彩香炉「光の方へ」

 
 

  

   
   
 

 

アートスペース油亀企画展

渡邉陽子作陶展「薫みつ世界」

 


2010年3月27日(土)〜4月4日(日)

会場:アートスペース油亀

入場無料、期間中は無休

■会場
アートスペース油亀(あぶらかめ) http://aburakame.web.fc2.com/
〒700-0812 岡山市北区出石町2−3−1
電話:086-201-8884

■周辺駐車場のご案内
油亀のマップと周辺駐車場のご案内はこちら →アートスペース油亀 マップ 

 

   

展覧会・作品購入のお問い合せはこちらまで

「興福寺国際アートシンポジウム」詳細はこちら アートスペース油亀のweb通販 百亀-momokame- はこちら 

 

 

 

 
   
   

  

これからの展覧会 過去の展覧会 アートスペース油亀 アーティスト情報web shop アーティストの作品・グッズが購入できます。展覧会・作品購入のお問い合せはこちらまで    
     
       
         

 

                                                                                                                 

Copyright2008 アートスペース油亀

inserted by FC2 system