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本展覧会に倉敷市立美術館 主任学芸員 佐々木千恵氏よりご寄稿いただきました。
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2011.8/1(月)〜15(月) 木曜休廊 アートスペース油亀企画展 太田三郎「出石町の家」−戦後66年岡山空襲に寄せて−
アートスペース油亀 企画展 太田三郎「出石町の家」−戦後66年岡山空襲に寄せて− 2011.8/1(月)〜15(月) 展覧会の企画・構成:アートスペース油亀 会場:アートスペース油亀 〒700-0812 岡山市北区出石町2-3-1 ■ 展覧会website 協力:岡山空襲平和資料館、コバヤシ画廊、石村朋子、片山和良、野崎薫
太田三郎(おおたさぶろう;1950-)は、山形県西田川郡温海町(現在は鶴岡市)出身の、芸術家。 太田三郎の代表作には、植物の種子を切手に封じ込める作品「 本展覧会では岡山空襲を題材にした切手作品「POST WAR 66 戦災痕」に加え、戦時中の市民の暮らしに思いを寄せたインスタレーション作品を展示いたします。
「家族の声が、こだまする。」 1945年6月29日、未明。
■発表作品より 「 POST WAR 66 戦災痕」 田町橋 岡山市北区中央町:紙にレーザープリント 縦28.7×横15.8cm ed.50 2011年 シート価格¥50,000-(額縁¥7,000-) 田町橋は、1945年6月29日未明の岡山空襲により橋の周辺は特に大きな被害を受け、西川でも多数の人々が亡くなった。田町 橋はかろうじて焼け残り、欄干に深い傷跡を残して、かつての大惨事の記憶を今に伝えている。
「母の像」 岡山市中区:「強くきびしく やさしかった 母 おかげで私がある お母さんありがとう 私たちのかなしみが くりかえされることの ないように 遺児」終戦30周年を記念して岡山県遺族連盟が、岡山市中区 護国神社前に建立。撮影=平成23年1月15日 紙にレーザープリント 縦26.5×横17.1cm ed.30 2011年 シート価格¥40,000-(額縁¥7,000-)
「遺品」:バリカン、剃刀、ヤス、釣針、網 2011年 「戦時中に供出された金属類のインスタレーション」 「KAMADO」:釜、ミルク缶、ミシン脚、金属製品 2011年 戦時中空襲に備えて紙を貼り付けた窓を再現。 「炎上」:古布 2011年 「汐汲」 :戦時中、爆撃で火災が起きたとき、火を消すために水ではなく、砂が撒かれた。 「こけしマッチ」: 紙にレーザープリント、マッチ、皿 2011年 「焼かれた町」:紙にコピー、アイロンによる加熱 縦25.3×横35.7cm ed.30 2011年 岡山空襲の際に撮られた岡山市街地の航空写真です。中央にはアイロンで焦がされた跡がつけられています。 「ヨイコキッテ」と戦時中の便箋、しおり:紙にレーザープリント 2011年 「ヨイコキッテ」:紙にレーザープリント 縦17.5×横25.7cm ed.30 2011年 「おべんとう」紙にレーザープリント、マーキュロクロム液(赤チン)、弁当箱 2011年 ¥200,000- 「11」の数字は2011年の11ではなく、february 11、つまり2月11日を指し、建国記念の日を意味します。 傷ついた日本に赤チンを塗るように一枚ずつ、赤い部分がドローイングされています。 「ヨイコヌリエ」 紙にレーザープリント、マーキュロクロム液(赤チン)縦18.3×横25.6cmed.30 2011年 シート価格¥20,000- 額縁¥7,000-:戦時中に実際に使われていたぬり絵(復刻版)を赤チンで着色した作品。 「達磨とこけし」 :達磨、こけし 2011年 中央の達磨は、これから出兵する兵士、こけしは見送る女性やこどもたち 「遮光カバー」(国旗)、(日章旗) 紙にレーザープリント 各ed.30 2011年 岡山空襲を体験した出石町の方々にもたくさんお越しいただいて、本当にありがとうございます。 会場の制作は、太田三郎さんとともに油亀スタッフも総出で行いました。
■アーティストプロフィール
太田三郎 Saburo Ota 1950年 山形県鶴岡市生まれ
■News 2011年8月1日(月)、14日(日)の2日間、太田三郎氏が油亀在廊。 みなさま、ぜひぜひお立ち寄りください。
油亀スタッフが綴る展覧会の舞台裏
■太田三郎「出石町の家」オリジナル作品 Seed Project「オオキンケイギク」 太田三郎自身が展覧会場である「アートスペース油亀」周辺の岡山市出石町を散策して見つけた「オオキンケイギク」が登場します。種の採集日は岡山空襲があった6月29日を選びました。 アートスペース油亀企画展 太田三郎「出石町の家」より 「Seed Project オオキンケイギク」 アートスペース油亀企画展 太田三郎「出石町の家」より 「オオキンケイギク」 鹿児島県鹿屋空港基地では初夏に開花し、旧陸軍の特攻基地だった歴史にちなんで「特攻菊(とっこうぎく)」と呼ばれています。一方、鹿児島県喜界島では、オオテンニンギクを「特攻花(とっこうばな)」と呼んでいます。
■太田三郎「出石町の家」オリジナル マルチプル作品「食餌(しょくじ)」 アートスペース油亀企画展 太田三郎「出石町の家」より 「食餌(しょくじ)」
■太田三郎「出石町の家」オリジナル マルチプル作品「桜文庫(さくらぶんこ)」 アートスペース油亀企画展 太田三郎「出石町の家」より 「桜文庫(さくらぶんこ)」
アートスペース油亀 企画展 太田三郎「出石町の家」−戦後66年岡山空襲に寄せて− 2011.8/1(月)〜15(月) 展覧会の企画・構成:アートスペース油亀 会場:アートスペース油亀 〒700-0812 岡山市北区出石町2-3-1 ■ 展覧会website 協力:岡山空襲平和資料館、コバヤシ画廊、石村朋子、片山和良、野崎薫
関連展覧会 岡山市芸術祭50周年企画提案事業
太田三郎「出石町の家」−岡山空襲に寄せて− 2012.11/1(木)〜11(日) 展覧会の企画・構成:アートスペース油亀 会場:アートスペース油亀 〒700-0812 岡山市北区出石町2-3-1 ■ 展覧会website
■会期中のイベント 「岡山市内に残る戦争遺跡を巡るツアー」 今も残る、岡山市内の戦争遺跡をぐるりと歩きましょう。 2012年11月3日(土・文化の日) 13:00~16:00 13:00アートスペース油亀集合 参加費500円 定員40名(大人・お子様各20名 先着予約制) 持ち物:筆記用具、デジタルカメラ(遺跡の記録用)、帽子、タオル、水筒、歩きやすい靴 お申込み先:アートスペース油亀 電話:086-201-8810 主催:太田三郎「出石町の家」ー岡山空襲に寄せてー実行委員会 共催:岡山市芸術祭実行委員会/岡山市 展覧会の企画構成:アートスペース油亀
本邦初公開の「Rain Drawing」
「みずぬりえ」という玩具がある。
1945年6月29日午前2時43分、岡山市はB-
2010年7月11日、私は岡山市中区東山にある玉井宮にいた。
その他、
■作家紹介
太田三郎
1950年 山形県鶴岡市生まれ
1971年 鶴岡工業高等専門学校機械工学科卒業 植物の種子や戦争で行方不明になった兵士をモチーフにした切手作 郵便を素材として「時間」と「場所」の関係性をテーマに制作。 近年は市民と共同制作するアートプロジェクトを各地で展開してい
■油亀スタッフが綴る展覧会の舞台裏
太田三郎(おおたさぶろう;1950-)は、山形県西田川郡温海町(現在は鶴岡市)出身の、芸術家。 太田三郎の代表作には、植物の種子を切手に封じ込める作品「 本展覧会では太田三郎の最新作初公開のオブジェ、戦没兵士をモチーフにした切手作品「POST WAR 46-47 兵士の肖像」、植物の種子を和紙の中に封入した切手作品「Seed Project」他を発表します。
日本戦没学生の手記「きけわだつみのこえ」に寄せて 日本戦没学生の手記「きけ わだつみのこえ」の中に綴られた、若者たちの声。
■ 展覧会概要 展覧会の企画・構成:アートスペース油亀 会場:アートスペース油亀
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