■出石町について
 
岡山市の出石町(いずしちょう)は、日本三名園のひとつである後楽園の対岸に位置し、戦前からの古い建物が数多く残る趣のある街です。
近くには、岡山城や数々の美術館・博物館があり、出石町を含む付近一帯は、『岡山カルチャーゾーン』と名づけられています。最近では、楽しい雑貨屋や飲食店が増え始め、岡山の新しい観光スポットになりつつあります。


出石町(いずしちょう)は旭川沿いに南北に伸び、「上出石」「中出石」「下出石」の3ブロックで構成されています。

上出石」は昔、前を流れる旭川に資材が運ばれ、それを荷降ろし・販売して栄えたそうです。今でも砂糖屋やお米屋など営業している店舗や油屋、布団屋、魚屋、豆腐屋など、かつて営業していた痕跡が残る建物が多く残っています。
中出石」は後楽園に続く鶴見橋の前に位置し、昔は団子や土産物を売るお店がずらっと並んでいたそうです。今でも備前焼屋が続いています。
下出石」には、種物屋や氷屋、肉屋などがあります。また、岡山市重要無形文化財の「お綱まつり」という荒縄を何本も編んで作った3本の太い縄を束ねて竜を作る、面白いお祭りが残っています。


「出石(いずし)」という名前の由来は、前を流れる旭川に高瀬舟を停めるための石でできた水制(すいせい)から来たとも、兵庫県出石郡の出石町から来たとも言われています。 
 
 
■出石の伝統芸能 岡山市指定重要無形民俗文化財 備前太鼓歌(獅子舞)
出石町とその周辺地域では昔から獅子舞が受け継がれています。

秋のお祭りでは、それぞれの町内が山車を引いて集まります。
太鼓と鐘、笛のリズム+備前太鼓歌のコチャエ節。
獅子舞が舞う姿は勇ましく、受け継がれる伝統の重さがひしひしと伝わって来ます。

出石町には3頭の獅子頭があり、400年の歴史を守り続けています。
獅子頭は一番重いもので12キロ。
特に難しい笛や獅子の舞い方は、熟練者から次の世代に引き継ぐため日々稽古が重ねられています。
低い姿勢で舞う姿は、まるでそこに獅子がいるようで、子ども達はその恐ろしさに逃げ惑います。
獅子に頭や体を噛まれるとご利益があるそうです。


祭りで生まれる世代を超えた会話やコミュニケーション。
昔を知り、今を見つめ、これからの出石を探して行きたいです。
 
 
■水神まつり
出石町で昔から続く水辺のお祭り「水神まつり」。
川が重要な要素であり、川と共に生活してきた街だけに
その水の神を祭る行事は今でも大切に受け継がれています。

すいか割りや金魚すくい、孫と手をつないでおじいちゃん・おばあちゃんが歩く姿。
現代はマンションが増えて隣の人とのつながりが減りつつあります。
世代を超えて受け継がれていくお話や行事の温かさ。
いま一度見直したいですね。
 
 
 
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