アートスペース油亀 展覧会情報

202279日(土)→ 18日(月・祝)の10日間、open11:00 close19:00 入場無料 火曜日休廊

アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
会期 :202279日(土)→ 18日(月・祝)の10日間
open11:00 close19:00 入場無料 火曜日休廊

会場:アートスペース油亀 
住所:〒700-0812 岡山市北区出石町2-3-1
お問い合わせ:086-201-8884
■展覧会 Web: https//www.aburakame.com 
■instageram: https://www.instagram.com/aburakame

アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」

アートスペース油亀では3年ぶりとなる特別企画展「果実の灰でうつわを作る」を開催いたします。
(昨今の状況を踏まえ、感染防止対策を行い開催いたします。)

「晴れの国おかやま」と呼ばれる岡山県は、他県に比べて日照時間が長く、温暖な気候ゆえに農作物がよく育つ地域として有名です。
特に清水白桃やシャインマスカット、マスカット・オブ・アレキサンドリアなどのフルーツ栽培は全国でも定評があるものばかりです。
しかし、美味しい果実を育てる上でどうしても切り離せない問題は生育過程での剪定で生まれる「木々の廃棄」です。
果実の木の一部とはいえ、その総量は木から灰にした状態でも約50kg※になり、その全てがゴミになってしまいます。
※GRAPE SHIP(1.5haの農地)からいただいた1シーズン分の灰の総量 
  
そこで、油亀では、2015年から農家の方々と全国の気鋭作家を繋ぎ、木から灰へ、そして灰からうつわへと再生する取り組み「リハイクル(※活動について下記をご参照ください)」を行っています。
昨今のSDGs目標12にもある「つくる責任 つかう責任」は農家・うつわ作家・販売者にとって決して他人事ではありません。
モノを生み出し、社会に届ける私たちはこの問題を自分事として捉え、この取り組みを推進していきたいと思っています。
この取り組みに賛同してくださる作り手は年々増え、活動の輪もどんどん広がっています。

岡山の果実の灰は、北海道から熊本までの12名の陶芸家・ガラス作家の手によってお皿、鉢、カップ、花器など、約900点の陶磁器やガラスのうつわに生まれ変わります。
それぞれの作り手が、桃やぶどうから出る色や質感を研究し、カタチや絵付けを工夫した果実灰釉のうつわ作品が油亀に集結し、展示販売いたします。

また、本展で協力していただく農家さんは、倉敷市船穂でオリジナルの自然派ワイン造りにも取り組む「GRAPE SHIP」、

岡山市北区で岡山県のオリジナル品種”おかやま夢白桃”を育てる「にご桃農園」の2社です。

企画展当日には全国紙の雑誌にも掲載され話題になっている「GRAPE SHIP」の「mellow 2021 青」も、油亀の店頭販売いたします。

これは全国では初の販売になります。

アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」

■参加陶芸家
加地学<北海道>、馬渡新平<北海道>、四海大<栃木県>、寺村光輔<栃木県>、大隈美佳<神奈川県>、長谷川哲也<愛知県>、安藤大悟<三重県>、古谷浩一<滋賀県>、八木橋昇<滋賀県>、八田亨<大阪府>、白神典大<岡山県>、梅田健太郎<熊本県>、岡田美香<熊本県>

■展覧会 Web: https//www.aburakame.com

■instageram: https://www.instagram.com/aburakame
展覧会の舞台裏!詳細・最新情報を随時更新中です!「アートスペース油亀」でご覧になれます。
■展覧会協力
GRAPE SHIP株式会社(倉敷市船穂)、にご桃農園(岡山市北区今岡)
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
 

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■会場までの交通案内 
アートスペース油亀 交通案内   油亀マップと周辺の駐車場のご案内です。
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
■「リハイクル」とは?
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」

日本の各地では、四季を通じて様々な果樹が育てられています。
岡山では豊富な水と温暖な気候に恵まれて清水白桃などの「桃」や、マスカットなどの「ぶどう」の生産が盛んです。


美味しい果実が出来るまでに、農家の方々はたくさんの手入れを行い、大切に育てます。
生育過程での木々の剪定もそのうちの一つです。
剪定されて切り落とされた木々は普段は処分されてしまいます。
油亀では、その処分されてしまう枝や木について考えました。

そして、2015年より、処分されてしまうはずの桃やぶどうの木々を灰にして回収し、全国の気鋭陶芸家たちに届けはじめました。
受け取った陶芸家たちは木の灰を研究し、釉薬として再生させ、それぞれの技法を使って、新しいうつわを創りだします。
今までに無い、新しい運動をスタートさせました。

木・灰・うつわをつなぎ、循環させることで、新しいサイクルを作り出していく。
回り続ける歯車のように「灰をリサイクルし続けていく」という思いを込めて、私達はこの活動を「リハイクル」と名づけました。

2016年には、リハイクルの第一弾として、桃の灰を使ったうつわの展覧会「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」を開催しました。
3年後には第二弾として、桃に加えて、ぶどうの木の灰をうつわとして再生させた「果実の灰でうつわを作る」を開催しました。
そして第三弾となる今回は前回に比べて、賛同してくださる作り手が増え、展示点数も約900点と大幅に増えます。

アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
八田亨/Toru Hatta<大阪府>「桃灰釉7寸リム鉢」

 

■作品ができるまで
生育の中で剪定し処分されるはずの果樹の枝。
油亀は生産者の方々の協力を得て、桃やぶどうの枝、灰をいただけるようになりました。
これらの灰を各地の気鋭陶芸家にお届けした後、作り手たちはその灰について研究を重ね、
精製や釉薬の調合を繰り返しながら、新しいうつわを生み出していきます。
精製の過程には次のような工程があります。
粗目から細目まで、何段階もの篩(ふるい)にかけて、不要な石を取り出したり、キメの細かさを整えます。
水に漬けてアクを取り除く作業をしたり、
それぞれの土地の土にかけ合わせて調合をして、
焼いてはまた調合を繰り返し、どこにもない釉薬のカタチを追い求めます。

灰を釉薬にする過程や、うつわに仕上げるまでの技法は、陶芸家によってそれぞれ異なります。
同じ岡山の桃やぶどうの灰を使って、どれだけの個性あふれるうつわが生み出されるか、ぜひご期待ください。
本展では、農家の方々が桃やぶどうを育てる様子や、作り手の制作過程もご紹介いたします。
アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。
■実がなり、灰になるまで。
アートスペース油亀のスタッフは、2015年より岡山の桃やぶどうの農家のみなさまのもとへ、果実の生育過程を勉強しに通いました。
花に受粉させるところから、蕾をまびく摘蕾、実を選別する摘果作業、雨風や太陽の日差しから果実を守る袋掛け、そして収穫。
ひとつの果実ができるまでに、農家のみなさんは、見えないところで一年中大切に手をかけられていることを知りました。
アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 
収穫が終わり、次のシーズンに向けて、冬の時期に伸びた枝を切り落とす剪定を行います。
剪定した果実の枝は、普段、燃やして処分されています。
このプロジェクトでは、普段処分されているはずの果実の灰を集めて、陶芸家やガラス作家のもとに届けるのです。
切り落とした果実の枝は、他の樹木とくらべてとても細いので、燃やしても燃やしても僅かな量の灰にしかなりません。
しかし、この活動を知った農家のみなさんは、出来る限り純粋な果実の灰が集まるように、長い時間と手を掛けて一本ずつ桃やぶどうの枝を燃やしてくださいました。
アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。
アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。 → アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。
精製の過程には次のような工程があります。
粗目から細目まで、何段階もの篩(ふるい)にかけて、不要な石を取り出したり、キメの細かさを整えます。
水に漬けてアクを取り除く作業をしたり、
それぞれの土地の土にかけ合わせて調合をして、
焼いてはまた調合を繰り返し、どこにもない釉薬のカタチを追い求めます。
灰を釉薬にする過程や、うつわに仕上げるまでの技法は、作り手によってそれぞれ異なります。
同じ岡山の桃やぶどうの灰を使って、どれだけの個性あふれるうつわが生み出されるか、ぜひご期待ください。
本展では、農家の方々が果実を育てる様子や、作り手の制作過程も一部ご紹介をする予定です。
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
会場では、実際に桃やぶどうの成長過程をパネルでご紹介します。
また、作り手が果実の灰を釉薬にするまでの過程もご覧になれます。
■ 岡山の果樹の灰の特徴
岡山で育つ桃やぶどうの灰の特徴は、非常に透明度が高く、純度の高いクリアさがあり、釉薬にしたときの硬さがあります。
その硬さがあることで、高温度(1200℃以上)の窯の中で火に耐えて焼きぬくことができます。
発色は調合やかけ合わせる土により変わりますが、青みを帯びた白や、グリーンに焼き上がることが多いです。
また、ガラス作家のガラス炉で急速に溶かしたぶどうの灰は、みごとな黄色を発色することもわかりました。
作り手がそれぞれの灰と対峙しながら挑戦を続けることで、一期一会の焼き物が生まれるのです。
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
八田亨/ Toru Hatta<大阪府>「桃灰7寸リム鉢」
■作品点数と内容
北海道から熊本まで、12名の陶芸家・ガラス作家が焼き上げます。
それぞれの地域にある作家独自に作った特有の土に、岡山の果樹の灰をかけて焼成します。
桃やぶどうから生まれる色を純粋に追い求めた作品、
唐津焼、信楽焼、益子焼など、それぞれの技法を駆使して果樹の灰を掛け合わせながら生まれる新しい釉薬作品、
さらに、ぶどうや桃をイメージしたカタチ・造形、
果実のお料理を盛り付けることをイメージしたうつわ、
ぶどうや桃に関連した物語を染付や鉄絵で描いた作品、
自然派のワインを美味しくのむことを追求したワイングラスなどなど、百花繚乱に大登場。

鉢、お皿、ぐい呑み、徳利、片口、小付、向付、めしわん、ワイングラス、花入れ、オブジェなどなど。
約900点を超える全国初公開の果実灰作品が一挙に登場。
出品作品はすべて展示販売いたします。

■特別イベント GRAPE SHIPのナチュールワイン「mellow 2021」を販売

スペシャルイベント開催決定。本展を記念して販売スタート大決定。
展覧会にご協力いただいたGRAPE SHIPより登場。
「mellow 2021 青(岡山限定)」と「mellow 2021 黄」 が油亀にお目見え。
倉敷市船穂町で育てられたマスカット・オブ・アレキサンドリアを、100%使用したこのワイン。
ラベルに描かれているのは、スコープを持つ女の子。
GRAPE SHIP松井さんのお子さんをモデルに、「見守る」をテーマにかかげ油亀がデザインを担当しました。

ぶどう畑の様子、ワインの醸造の様子、ワインを飲んで楽しんでいる人の様子。
ワインの名前の通り、「mellow」な気持ちになっているか。
たくさんの人々が陽気になって寛いで、心地よい時間を過ごしているか。
彼女はスコープを通して見守っています。

日本のナチュールワインの歴史に名を残すであろう松井さん。
昨今はなかなか入手も難しいとあって、この機は決して見逃せない。
比類のない特別なワインは数量限定販売。完売必至、売切御免。

mellow 2021 青(岡山県限定) 100本限定販売 お一人2本まで
mellow 2021 黄(全国販売)お一人1本まで
各2,750円  先着順・完売時はご容赦ください。

mellow 2021 

原材料名:ぶどう(岡山県倉敷市産)

製造者:GRAPE SHIP株式会社 

岡山県倉敷市船穂町船穂7153-1

内容量:750ml

◆松井農園さんと油亀の出会い 松井さんとの出会いは2016年。本展の前身となった「桃灰作器」に松井さんが遊びに来てくれたのです。桃の灰から生まれた作品が、一堂に会している様を目の当たりにされた、松井さん。自分たちが栽培するぶどうの灰からも、うつわが作れるものなのかと、とても興味津々。そのときのキラキラとしたまなざしが、今も脳裏に焼きついてはなれません。これがご縁となり、僕は松井さんの農園を訪ねるようになりました。剪定作業などを勉強したり、切りおとした枝を燃やす場に立ち会わせてもらったり。その灰を分けてもらい、陶芸家のみなさんに、油亀からお届けするようになったある日のこと。松井さんが、国産のナチュールワイン用に、特別なマスカットを育てていることを教えてくれました。そのマスカットが、全国のワイン関係者が大注目するものと知った時の衝撃と言ったら!ゆくゆくは自分たちでもワインを作ることを目標にしていると知った時の驚きと言ったら!!それからずっと、松井さんのワインを油亀で紹介したいなと、思い続けてきた、その願い。油亀の特別プロジェクト「果実の灰でうつわを作る」で叶うことになりました。

GRAPE SHIP(グレープシップ) 松井一智 プロフィール

GRAPE SHIP株式会社代表、ヴィニュロン(ブドウ栽培兼ワイン醸造農家)。関西でフレンチシェフとして働いている際に、ワインと料理の研究のため渡仏。現地でナチュラルワインの世界を探求、感銘を受ける。帰国後、醸造家になることを目指し、地元岡山県倉敷市船穂町で130年の歴史を誇るマスカット・オブ・アレキサンドリアの生産を学ぶ。2012年新規就農。2017 年ワイン醸造家の大岡弘武さんのワイナリー立ち上げに従事。同年、ワイン用のマスカット・オブ・アレキサンドリアの収穫に成功。2019年初めてのナチュラルワイン「M」が完成する。2021年GRAPE SHIP株式会社を設立し、醸造所が完成。自社醸造開始。


アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より

アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」より


■参加作家プロフィール

①加地学/Manabu Kachi 
北海道 虻田郡留寿都村在住 
1967年 北海道に生まれる 
1991年 インドへ旅し陶に目覚める 
1995年 和歌山 森岡成好氏に弟子入り 
2001年 北海道留寿都村に築窯 
2018年 加地学のうつわ展「箱舟」アートスペース油亀/個展

北海道の土を使い、土味をいかしたうつわを生み出します。
薪窯・石炭窯・灯油窯を使い分け、芯まで焼きぬくような焼成。骨太なうつわは料理を引き立てます。


②馬渡新平 / Shinpei Mawatari
北海道 余市郡在住
1976年 埼玉県に生まれる
1995年 札幌西高等学校卒業
2001年 京都伝統工芸専門校卒業
2002年 萩焼松野緑坂江窯にて修行
2004年 札幌市内に工房を建てる
2012年 秋田県仙北群に移転
2015年 北海道余市郡に移転
2018年 馬渡新平のうつわ展「素」アートスペース油亀/個展
2022年 馬渡新平のうつわ展「豊饒」アートスペース油亀/個展

持ち手や細部にまで使い心地を考えた、お料理を引き立てるうつわを生み出します。
刷毛目の塗り方ひとつにも、思いの込め方があらわれます。
網の目模様のようなヒビ粉引は、極限までに焼成条件を合わせて生み出します。



■初参加■
③四海大 / Dai Shikai
栃木県芳賀郡益子町在住
1992年 福岡県北九州生まれ
2013年 企業にて車の樹脂ボディ用の射出成型金型の設計に携わる
2017年 栃木県窯業技術支援センター入所、鈴木稔氏に師事
2019年 独立

北関東で自ら掘り起こして採取した土を主に使い、
穴窯とイッテコイ窯で焼きあげている。
炎の力で生み出された作品の数々。
力強さを湛えると同時に、巧みな造形も魅力の一つ。

④寺村光輔 / Kosuke Teramura
栃木県 芳賀郡益子町在住
1981年 東京都に生まれる
2004年 法政大学経済学部卒業、益子にて若林健吾氏に作陶を学ぶ
2008年 益子町大郷戸に築窯 独立
2015年 寺村光輔のうつわ展「温故知新」アートスペース油亀/個展
2017年 寺村光輔のうつわ展「陰翳礼讃」アートスペース油亀/個展
2021年 寺村光輔のうつわ展「原点」アートスペース油亀/個展

益子特有の土と、近隣でとれた自然灰を使い、今の暮らしに必要なうつわを提案。
日々、本来大切にすべき「美しいもの」を探求します。



■初参加■
⑤大隈美佳 / Mika Okuma 
神奈川県足柄下郡在住 
1964年 東京都生まれ
1985年 上智大学文学部中退
1993年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン科修了
1996年 武蔵野美術大学大学院修了

野原、木々、森の中、自然のなかで、のびのび自由闊達。縦横無尽に駆け巡る動物たちの姿を、筆で表現。
うつわの中で、生き生きとした表情をみせてくれる彼らは、その愛くるしさで私達の心を和ませてくれる。

■初参加■
⑥長谷川哲也 / Tetsuya Hasegawa
愛知県春日井市在住 
1981年 愛知県生まれ。 2005年 京都伝統工芸専門学校 卒業
2005年 沖縄・読谷山焼の山田真萬氏に師事し、沖縄の伝統技法を学ぶ。
2014年 京都府宇治田原町にて独立。
2017年 愛知県春日井市に工房を移転。
「山小屋の器」をテーマにした器ブランド、SHIROUMAをスタート。
2022年 アートスペース油亀企画展 長谷川哲也のうつわ展「山小屋」個展・開催


手仕事とは思えないくらい何度も研ぎ出されたうつわの表面に、マットでやさしい長谷川哲也の色が浮かびます。
シンプルでうつわとしての強度が高く、使い込みたくなるうつわを生み出します。


■初参加■
⑦安藤大悟 / Daigo Ando
三重県津市在住
2010 多治見工業専攻科 陶磁科学芸術科 入学
2012 多治見工業専攻科 陶磁科学芸術科 卒業
2013 第40回美濃陶芸展 入選
2017 小さな陶芸教室 安藤屋/ギャラリー&-works 三重県津市にてオープン

器の表面を削りながら装飾を施す技法。
「鎬」の表現は天下一品。青銅器を彷彿とさせる青色の釉薬。
三重県産の苺の品種「かおり野」の葉から独自の灰釉を生み出している。


⑧古谷浩一/ Hirokazu Furutani 
滋賀県 甲賀市在住 
1979年 滋賀県信楽町に生まれる 
2003年 信楽窯業技術試験場釉薬科 修了 
2004年 京都府立陶工高等専門学校 修了、父・古谷信男に師事、作陶を始める 
2015年 古谷浩一のうつわ展「白い雲」アートスペース油亀/個展 
2018年 古谷浩一のうつわ展「雲のゆくえ」アートスペース油亀/個展 
2021年 古谷浩一のうつわ展「光のあと」アートスペース油亀/個展 

代表作の粉引のうつわをはじめ、どんなお料理も包み込む。
雲のようなやわらかさと自由さを持ち合わせた、やさしいうつわを生み出します。


⑨八木橋 昇 / Noboru Yagihashi

滋賀県 甲賀市在住 
栃木市に生まれる。
多摩美術大学絵画科を卒業し、栃木県小砂にて修業。
土踏み、蹴轆轤を学ぶ。
滋賀県信楽での修業を経て、信楽にて築窯。

2013年 八木橋昇のうつわ展「アフタヌーン -Afternoon-」アートスペース油亀/個展 
2016年 八木橋昇のうつわ展「ノクターン -Nocturne-」アートスペース油亀/個展 
2019年 八木橋昇のうつわ展「木洩れ日」アートスペース油亀/個展 
2022年 八木橋昇のうつわ展「灯(あかり)」アートスペース油亀/個展 

圧倒的な造形力。研ぎ澄まされたひと彫りの線。
手にしたときに伝わってくる、うつわの力。
土から生まれることの本質に触れることができます。

⑩八田亨 / Toru Hatta 
大阪府 富田林市在住 
1977年 石川県金沢市に生まれる 
2000年 大阪産業大学工学部環境デザイン学科卒業 
2003年 独立
2004年 穴窯築窯 
2019年 八田亨のうつわ展「泥土放光」アートスペース油亀/個展 

八田亨は、大阪の舞州陶芸館に研修生として入ると、大阪湾の海底トンネルの工事の際に出た土を粘土に、護岸工事の杭を薪に、淀川の川底の泥を釉薬にするなど、身近なものを素材として「自己循環」しながら焼き上げる陶芸の面白さに気付きました。
土とまっすぐに向き合いながら、炎の力がみなぎるうつわを生み出し続けている陶芸家です。
近年では海外での発表も多数、「BRUTUS」や「DiscoverJAPAN」などでも取り上げられるなど、注目の気鋭の陶芸家として活躍しています。



■初参加■
⑪白神典大 / Norihiro Shiraga

岡山県倉敷市在住
1979 年 倉敷市生まれ
2002 年 倉敷芸術科学大学・芸術学部 工芸学科ガラス工芸コース卒業
2003 年 倉敷に Glass Ten Studio 築炉

ひとつずつ。丁寧に命を吹き込んだ吹きガラス。
ガラスの固まりをひねり出したソリッドワーク。
使って楽しい、飾って心あたたまる作品を生み出します。


⑫梅田健太郎 / Kentaro Umeda
熊本県 宇土市在住
1972年 東京都に生まれる 幼少期を愛知県瀬戸で過ごす
1996年 唐津焼の中川自然坊氏に師事
1999年 修行を終えアジアを周遊
2000年 帰国 熊本県宇土市にて焼き物を始める
2003年 愛知県瀬戸にて修行
2010年より、毎年アートスペース油亀の企画展に参加

粉引唐津、朝鮮唐津、絵唐津など、焼き・土・造形の追求を続けています。
使うほどに深みを増す彼のうつわは、育てることの楽しみを教えてくれます。



アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
会期 :202279日(土)→ 18日(月・祝)の10日間
open11:00 close19:00 入場無料 火曜日休廊

会場:アートスペース油亀 
住所:〒700-0812 岡山市北区出石町2-3-1
お問い合わせ:086-201-8884
■展覧会 Web: https//www.aburakame.com 
■instageram: https://www.instagram.com/aburakame
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■会場までの交通案内 
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これまでの展覧会
アートスペース油亀 展覧会情報

201976日(土)→ 28日(日)の 23 日間、open11:00 close19:00 入場無料 火曜日休廊

アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
アートスペース油亀特別企画展「果実の灰でうつわを作る」
これまでの展覧会
アートスペース油亀 展覧会情報
2016年7月23 日(土)→ 31日(日)の 9 日間、open11:00 close19:00 入場無料 会期中無休
アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」
アートスペース油亀企画展「桃灰作器・リハイクル ―桃から生まれたうつわたち―」桃の灰でうつわをつくる。

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